【書評】堀江貴文「多動力」に学ぶ いくつもの業界を超えて“越境者”になるための考え方





わたしは社会人5年目のいま、「仕事は楽しいしやりがいはあるけど、何かもの足りない」と感じています。

仕事に慣れ、結婚してプライベートが落ち着いたとたんに“急激に”、ただし“漠然と”。

堀江貴文「多動力」を読んだらそんなモヤモヤがしっかり形になり、

「なにか他のことをやってみよう!」「仕事に自分の別の経験を活かせないか?」と思えるようになりました!

自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」を身につけろ

堀江貴文さんの言う「多動力」とはなにか。

この、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。

そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。

堀江貴文「多動力」はじめに より引用

インターネットの登場により、すべての産業が水平につながる=業界のタテの壁がなくなった。

この時代の中で楽しく仕事をし、人生を充実せるには「多動力」が必要だ、ということですね。

三つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる

第1章の見出しは「三つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる」。

1つの肩書き(=能力)が「100人に1人」程度のものだったとしても、

その肩書きが3つあれば「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=『100万人に1人』の人材になれる!

ということなんです。

 

ちなみに堀江貴文さんの活動や肩書きは、3つどころではありません!!

思いつくままに列挙するだけでも「実業家×コンサルタント×プログラマー×作家×コメンテーター×クイズタレント×エンターテインメント・プロデューサー×ロケット開発者×飲食店プロデューサー×マンガ事業×オンラインサロン主宰者×アプリプロデューサー×予防医療普及協会×Jリーグアドバイザー×大阪万博特別顧問×映画プロデューサー×服役経験者×……」など数え切れないほどある。

堀江貴文「多動力」 より引用

堀江さんは数多くの活動や肩書きを組み合わせることで、自分にしかできない活動をしています。

具体的には「服役経験を雑誌のコラムに書く」、「実業家・コンサルタントとしての経験をオンラインサロンで伝える」など。

組み合わせによって仕事は無数に発生し、しかもオリジナリティーがあるものになるんですね。

 

プロブロガーとして魅力的なコンテンツを発信し続ける方たちも、この「多動力」をもっている人たち。

自分の「専門分野の知識」「変わった人生経験」「興味のある分野のニュース」を、

インターネットを活用して“ヨコ”に移動しながら発信し続けています。

「ブロガー×(社会人経験で学んだ知識・経験)×(自分の趣味)×……」はまさに堀江さんの言う「越境者」の姿です。

どのようにすれば「多動力」は身につくのか

第4~6章ではどのようにすれば「多動力」を身につけられるかといった具体的な仕事論が書かれています。

私が特に気になったのは弟5章で書かれている「教養なき者は奴隷になる」の部分です。

 

堀江さんは2006年に逮捕されとき(=いわゆる「ライブドア事件」)に理不尽なものを感じ、

検察のことを歴史から海外事例に至るまでとことん調べ上げたそうです。

歴史を深掘りし、海外事例まで調べることで、知識の幹となる本質にたどり着くことができる。繰り返すが、これこそが「教養」だ。

「教養」という幹なるものがあれば、枝葉となるさまざまな事象はすべて理解できる。

堀江貴文「多動力」 より引用

堀江さんの考え方では、

『多動力』を身につけるためには、スピード感が大切だ。

ただし教養がなければ時代に振り回され、実は目の前の仕事をするだけの「歯車」になってしまう。

ということなんですね。

堀江さんは教養という幹が自分の中にあるからこそ、

新たな経験や知識を自分が得たときに“自信をもって”“正しい方法で”発信できるのでしょう。

 

またプロブロガーに置き換えて考えてみます。

インターネットメディアは拡散力が強いので、発言内容によりいっそう教養が求められる。

スピーディーに自分の考えを発信できるからこそ、内容に教養が足りていなかった場合は反論もスピーディーに帰ってきます。

多動力をもって正しい発信を行うには「教養」という“幹”を持っていることが大切ですね。

 

ちなみに掘江さんは例として2016年9月に発刊された「サピエンス前史」を例に出し、

  • 10冊の流行のビジネス書を読むよりも、1冊の骨太の教科書を読もう。
  • 教養は身につけるだけでは意味がない。目の前の仕事に、具体的に落とし込む意識をもとう。

堀江貴文「多動力」 より引用

と、教養を「多動力」にしっかり変えろ!と主張しています。

「多動力」は人生を楽しみきるための生き方だ

「多動力」を読み終え、『よし!きょうから多動力を意識して仕事するぞ!』と意気込んでいたところ、

「おわりに」の部分にはこんなことが書いてありました。

「多動力」は大量の仕事をこなすための、技術ではない。

命が果てるまで、1秒残らず人生を楽しみきるための、生き方である。

堀江貴文「多動力 より引用

…危ない。勘違いしていました。

 

堀江さんは、多動力を身につけて越境者になることは仕事もプライベートも豊かにする、と考えています。

彼の活動を見ているとたしかに、多くの趣味も全力で楽しんでおり、そこで得た経験や知識を魅力的な形で発信し続けています。

それこそが「人生を楽しみきる」ということなんですね。

まとめ

 

堀江貴文「多動力」には“タテの壁”が壊れた現代で、楽しく仕事をして人生を充実させるための具体的な方法が書かれていました。

突き詰めればいちばん大切なのは、堀江さんが他の著書でも何度も何度も主張している以下の言葉ではないでしょうか。

今回も最後の最後に書いてありました。

あれこれ考えるヒマがあったら、今すぐ、やってみよう!

堀江貴文「多動力」 より引用

 

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